ちょこらんだららん

2005年から2011年のダイアリー。昔の記事へのコメントありがとうございます。

曼珠沙華

chokoran2006-09-27

気が付けば、いつも長袖。
あちらこちらで、コスモスが揺れる季節となりました。
そして、あぜ道や道路脇には彼岸花が一かたまりずつ、鮮やかな赤い色を点々と連ねています。
彼岸花は、花の咲く季節に葉がないという異色な見た目と、毒があるということで、倦厭されがちです。
子どもの頃は、死人花とか葬式花とかいう名前でも聞いたことがあり、見るだけでもたいそう怖かった思い出があります。
今では「今年も、彼岸花の季節になったなぁ。これから寒くなるなぁ」と感じるだけですが。
国外では観賞用に栽培されることもあるそうで、じっと眺めてるとエキセントリックな美しさも分からなくはないです。


旬の花って、その時期になると町中に一斉に咲きますよね。
それまで、どこでどんな形で身を潜めているのか、全然気が付かない。


きっと、夜中に町の野草を一斉に植え替える、あやしい集団があるんですよ。
目的は分かりませんが、ペコポン侵略だけでないことは確かでしょう。
ひっそり集まっては、手際よく、誰にも気づかれずに植え替え作業を行います。
探してはダメです。
彼らにとっては、見られても、他言されても、一向に構わないんだけど、
見つかっちゃったら、一緒に植えられちゃうからね。
なんたって、植えるの好きだから。
朝になってから、誰かに掘り起こしてもらうまで、
草花の気分になって一緒に風にそよいでいましょう。