ちょこらんだららん

2005年から2011年のダイアリー。昔の記事へのコメントありがとうございます。

教習所

  • 入校12/24(日)

お金を下ろして、以前ふらっと立ち寄り、パンフレットをもらったことのある教習所へ。
特に入校日は無いと聞いていたので、勢いで行く。
入ったら、高校生だらけっ!(笑)
「入校したい」という事を告げると、
申込書に必要事項を記入して、写真撮って、視力検査して、あれよあれよと会計に。
もっと説明とかないのかしら。
ふらっと来たのに。


会計時に、保険加入の有無を聞かれた。
どんなに技能教習をオーバーしても、追加の教習料金が発生しない保険があるらしい。
普通自動車免許を持ってるから、最短で1段階9時間、2段階8時間の教習なんだって。ふーん。
「技能教習って、オーバーするもんですか?」と聞くと、
「女性の場合はなんとも…」とお姉さん。
「じゃ、入ります」
この時点では、自分が教習オーバーするなんて、これっぽっちも思ってなかったんだけど(笑)


ちょうどこの日は、適性検査があるとのこと。
30分ほど待って、適性検査を受けて行くことにする。
10年前、普通自動車を取った時には、5段階評価で「4」だった。
ちなみに、この診断で「1」が出る人は、免許取得を考え直すようにアドバイスすることもあるらしい。数年以内に、死亡事故を起こす確率が非常に高いからだそうである。
自動車教習した教習所では「1」が出る人は、1年に1人いるかいないからしいということだけど。
大半の人は、「3」か「4」。


予備知識があるので、「どうせ受けるなら、いい結果を残したい!」と、ちょこらんのチャレンジャー精神が、むくむくと大きくなります。
「いつも車を運転する時に、ここまでは絶対に集中していない!」と、断言できる集中。
精神統一して、設問と向き合う。
チャクラが開いてゆきます(笑)
知能テストみたいなやつと、MMPIみたいな問題。
全ての力を出し切りました。
やることをやりきった感で、なんだか満足な一日。


教習手帳と、教本と、軍手をもらって帰る。


  • バイクと対面(1時限目)12/25(月)

なめてました。
ごめんなさい。
え、こんなにでかいの!?
教習が始まる前に、バイク小屋の前で、全身の血の気の引く音を聞く私。


教官が持ってきたバイクを見て、やっぱりびびる。
実はこれ、125ccだったんだけど、この時はまだ知らない。


各部の名称と、操作の方法。
原付すら、普通自動車を取った時に教習所で乗って以来なので、「へぇ、エンジンが右手なんだ」の世界。
スタンドをかける、ひいて歩く、またがる、おりる。
引き起こし。
起こせない(T-T)
どうやって、こんな大きな鉄の塊、起こすのよ!!(怒)
でも教官は「頑張れ」というだけ。
力任せに起こす。できた。


発進、停止。
停止するたびに、エンスト。
だってクラッチ切る習慣がないんだも〜ん。
「2時間続けて乗ると、もっと調子がつかめると思うんだけどね。これから頑張ってね」と終了。


帰りに見たら、教習原簿に昨日の適性検査の結果が貼られていた。
「5A」
運転適性度も、安全運転度も、満点!!
やったv
いやん、免許証の色と、もらい事故の多さを指摘するのはヤメテ。


  • ぐるぐるまわる(2,3時限目)12/27(水)

教官の一言目「ちょこらんさんは、どんなバイクに乗りたいの?」「さぁ…」
だって、車の免許取った時も、どんな車に乗りたいかなんて先に考えたことなかったけどな。
どんなバイクっていうか、
ただバイクに乗ってみたくって、免許が欲しいの


今日も125cc。
バイク小屋の前の、直線を行ったり来たり。
フラフラして、真っ直ぐ走れず。止まる時は、もれなくエンスト。
それでも、場内コースに出て外周を回ることに。
自動車走ってるよ〜。イヤー。ヤメテー。
曲がれない曲がれない。
「ハイ、2速〜」って、ギアにつま先が届かない!!
ぎゃー。


何も出来ないのに、今度は違うバイクに乗るという。
400ccと対面。
は?
こんなの、もうバイクじゃねぇ…(;゚Д゚)
でかいよ、
でかいよ。なんだよコレ。
「ハイ、乗って」
またぐのに、高すぎてうまくまたげず、そのままガシャーン!!!
「起こして!」
起こせません。
ぴくりとも動かないくせに、こっちはあまりの重さに汗だくです。
助けてもらい、初乗りリトライ。
ガシャーン
起こせません。
なんとか乗りました。


「ハイ、降りてスタンド立てて」
降りられません。
ガシャーン
エンドレス。
教官から真剣に「小型に切り替えて、限定解除で普通二輪とらないか?」と打診された。
え〜っ。(←負けず嫌い)


ようやく乗り降りのコツをつかむ。
ベリーロールみたいに、重心を低くする。
にゅるるんとスライムがはい上がるみたいにまたげばよいのだ。
外周1周、エンジン切って降りる。乗る。
外周1周、エンジン切って降りる。乗る。
乗り降りは小さな声で「にゅるるん」と呟きながら。


乗降で、すでに1時間オーバー。
教官からは「なんとかなるかもね。頑張れ」って。うん、頑張る。え、かも?


  • 曲がれ(4,5時限目)1/8(月)

外周を回る。
と思ったら、すぐに内周へ。
「大回りにならないで!!」
いやっ、カーブ怖い、やだーーーー。


右左折。
教官「車と違って、ウインカーは勝手に切れないので、中央のボタンを押して消します」
えー、めんどくさーい。
「ハイ、2番の角左折!」
「ハイ、4番を右折!」
『ぷおん!』
なんで、ウインカーの下にクラクションがあるのよっ!ムキー。


前回より格段に扱いがマシになってくる。
でも、相変わらずギアにつま先が届かなくて、ギアを上げてるつもりで上がってない事件を多発させる。
スカン、スカン、ふらふら〜。で、結局ガシャーン。


教官「止まる時には、先に足を着いちゃダメだよ。特に右足はブレーキだから踏まなきゃ。自転車に乗りたての子どもみたい」
ホントだ。
いざとなると、無意識に足で止めようとしてたわ。


ちょ「バイクそのもののつくりに慣れてないから、無意識になると右足がアクセルだと思っちゃったりするんですよね」
教官「う〜ん、それはあまり聞いたことがない」
そうですか。
頭がバイクでいっぱいになったまま、帰りに自分の車に乗ると、
発進までの一連の動きができなくて、テンパるんですけど…。


  • 停止とシミュレーター(6,7時限目)1/14(日)

だんだんと、多少扱えるという前提で教習が始まる。
「この直線は40kmで走って!」
無理!
「この、パイロンの隙間を通って(一本橋の前段階)」
無理!


「ウインカーが、よく切れてるね」
そこしか、褒めるとこがないらしい(汗


シミュレーターはゲーセンみたいだった。
妙に目の乾く部屋だと思ったら、速度が上がると画面下のパネルから風が出てくる模様。
そこのリアルさは必要ないと思うよ(笑)


シミュレーターに乗りながら、決定的な勘違いを指摘される。
「もしかして、減速の時にクラッチ切ってた?」
切ってたかもしれない。
無意識に、両手握ってたかもしれない。
それは、自転車のブレーキだよ!
エンジンブレーキ、効くはずがない。


  • スネにたんこぶ(8,9時限目)1/19(金)

狭路。
断続クラッチの練習をしてから、一本橋の入り口に立たされる。
イヤー。私には、橋の両側に口を開いたワニが見えます。食われるっ!
乗っかる。ふらついて、落ちる。
乗っかる。ふらついて、落ちる。
「乗る時に衝撃があるから、最初は勢いよく乗って!」
乗っかる。ぶいーん。
「速い!」
どうすりゃいいのよ。


クランク。
なんとか通過。
「じゃ、パイロン並べていくからね」と、だんだん狭くされます。
1つのパイロンが、直径50cmくらいに見える。すごい重圧感。
ガシャーン
いつも倒れそうになったら、バイクから飛び去っていましたが、逃げ道をパイロンに阻まれバイクと一蓮托生。
転がった。空が見えた。
すねとひざを強打。


その時はすぐさま「大丈夫です!」と立ち上がって、続けた。
教習時間もったいないし。
ちょっと後で「大丈夫?」と聞かれた時に見てみた。
ちょ「スネにたんこぶが出来てますっ!」あと、ヒザは大きな内出血。
教官「オレもね、たくさん転んだし、ケガもしたよ」
なぐさめられた(笑)
その後のクランクは、何度挑戦しても全部縁石に刺さって停車。
教官もあきらめモードで「次に行こう」と。
ごめんなさい。


8の字
クラッチ使わないで!二速で!!」
ぎゃー。
無理無理無理。
「足をついていいからっ!」
足をつけたら、傾きすぎて転びます。


一日の復習に、一本橋、クランク、8の字をくるくる繰り返し。
教官「最後はクランク、通れるようになったじゃない」
ちょ「はい! だって、8の字の方が、怖いからっ!」
教官「怖くて通れないだけだったのか…」
だって、痛かったんだもん。


今まで、どうやっても起こせなかったバイク。
今日初めて、引き起こしに成功!
だからって、いつもより多めにガシャーンなんてことは…^^;


  • 体の一部に?(10,11時限目)1/20(土)

できなかった8の字を、125ccで練習。
お。おぉぉぉ。
なんとか出来るカモ。
「じゃ、それを400ccでやってみようか」
バイクのスタンドをはらう。
重たい!ヤダ、これ。


一本橋スラローム
8の字に比べたら、これはまだ面白い。
スラロームはぶいぶい言わせすぎて、アクセルを戻しそこね、反対にパイロンを避けてしまった。
ちょ「すみません、調子に乗りました」
教官「いいよ、いいよ。感じがつかめてきたみたいだし」
やさしい人でよかった。


再び8の字で、発進停止の練習。
発進、停止。発進、停止危ない!
ガシャーン。
またもや、パイロンに阻まれ、パイロンとバイクと縁石の隙間にころりん。
教官「大丈夫?」
ちょ「昨日、スネにたんこぶ作ったんですけど、そこが上書きされました(涙)」


坂道発進。登りも下りも、いたってスムーズ。
何の問題もなし。
これ、何が難しいんだ?(←結局、教習課題は理解できていない人)


教習が全て終わって、原簿と手帳の記入をしている時に、教官が褒めてくれました。
教官「ずいぶん、力が抜けてきたよね。姿勢もよくなった」
ちょ「どうにか扱おうとせずに、自然に乗っかっていられるようになりました」
教官「それは…、今までバイクに乗られてたんだよ
そうだったのか!


  • そして「みきわめ」へ(12,13時限目)1/21(日)

第1段階最終教習はAT車
左手が後輪ブレーキ、右手が前輪ブレーキ。
自転車と一緒。
クラッチ操作が無いから、両足が全くフリー♪
座席もゆったり。
楽ちん!


だけど、スピードを上げると、安定性が悪くて怖すぎる。
車みたいにゆったり座れるのに、風圧で吹っ飛ばされそうになる。
ふだんは、内股でタンクを抱え込んで体を支えてるからね。
このままではマジ飛ばされます!
シートベルト、どこ!?


AT車は前輪と後輪が離れてるから、小回りがきかない。
巨大な原チャな感じ。
ただでさえフラフラしてるのに、8の字に行くことに。
イヤーーー。
ちょ「えーっと。…これ、倒したらどうなるんですか?
教官「起こして下さい」
はい。


AT車でも容赦なく、倒れてくれます。
けっこう、上手に逃げましたv(コラ


みきわめ。
ここで合格しなければ、第2段階に進めません。
いつものバイクです。
でも、1時間でAT操作に順応し、さっそく左手がブレーキだと無意識に勘違いです。
発進、エンスト。
一時停止、エンスト。
やめて、その哀れむような眼差し。


みきわめのコースを先導してもらって覚えます。
エンスト、失敗、転倒の嵐。
ちょ「だんだん、涙目になってきました」
教官「煙のせいでしょ?」
確かに、近くで除草剪定後の、草木を燃やしてたけどさ…。


コースを回り、なんとか課題をこなす。
できてる?
ホントにできてる?
後半は、自分的にノーミスで回れるようになってきた。
後で聞いたら、確認忘れが多くて、ダメダメだったらしいけどね(笑)


降りて、ライダーハウスに戻って、ドキドキの結果発表。
教官「いいでしょう。合格です
いいんですか!?
嬉しさのあまり、踊っちゃいますよ?
ちょ「ありがとうございます!! 一時はどうなることかと思いました〜(T-T)」
教官「オレも、そう思った〜」
熱い師弟関係成立?


  • 2歩進んで1歩戻る(14,15時限目)1/22(月)

今日から、第2段階です。
シミュレータで危険予測。
2回目だから、前回より上手に出来るわ〜と思ってたのに。
エンジンよーし、ギア1速よーし、ちょっとふかしてクラッチ繋いで、…発進しない。
教官が「後輪ブレーキ放そうね?」と。
そりゃそうだ。


法規は得意です。
標識も、道路のラインの種類の意味も、スラスラ答えられた。
教官「では、信号の黄色は?」
ちょ「注意して…進め?」
教官「止まれです(笑)」
そうだYO!


実車
そういえば、仮免許練習中の二輪教習車って、見たことないなぁと思ったら。
第2段階も、場内なんだって。
危険予測しながら、場内。
てか、場内は、すでに危険でいっぱいです。
だって、今の私がバイク扱う程度の力量の四輪ドライバーがゴロゴロしてるんですよ。
しかも、技能だけじゃなくて、走行経験に乏しい訳だから、わけの分からん判断をしてくれる。
そこで止まるな! 減速するな! 君が優先だっ、行け!! っていうか、今は止まりやがれ!
察してください。こっちはガードが無い上、いっぱいいっぱいなんです。

 
そして、確実にドライバーと目が合わない。
日常的に、運転しながら、右左折なんかでは相当数のアイコンタクトをしているわけです。
それが、誰とも目が合わない。
それだけで怖いよ。
助手席の教官とは合うけどね(笑)
助手席と、すんごいアイコンタクトしてるけどね。


8の字の練習。
どうしても、2速のエンジンがこのままでは止まるんじゃないかってくらいの、低速でしか走れない。
教官「スラロームはあんなにブイブイいわせるのにねぇ」
ちょ「縁石が怖いんだと思います」
教官「じゃぁ、この広いところで自由に8の字で走って下さい」
ぷぷぷぷぷぷぷぷ、(←ごきげん。でも、低速)
ぷぷぷぷぷぷぷぷぷい。ざしゅっ、ガシャーン
だんだん隅っこに寄って、最後は縁石に刺さる。
怖いのは、縁石じゃなく左カーブだ!


  • ひとりでできるもん(16時限目)1/23(火)

ライダーハウスに入って、教習準備。
だんだん手慣れてきました。
靴を履きかえて、軍手して、いつものヘルメット用意して、ゼッケン付けて、教官を待つ。
入ってきた、初めて教わる教官にご挨拶をしたら、一言目が「クランク得意になった?」だった。
なぜソレを?(゚ロ゚ノ)ノ゙
「この前、何度もクランク挑戦してたでしょ。途中でズボンめくってヒザ見てたし。あの日、場内の四輪教習してたんだよ。スネにたんこぶできたんだって?」
うぁ。
見られてる!
見られてます!!
その上、情報収集までされてます!
こっちは毎回が初挑戦でテンパッテても、相手は日常なんだもんな。
場内、生身で変なコトしてたら、イヤでも目が行くよな。
って。すでに私、挙動不審の有名人じゃん(爆)
四輪の中に、敵(?)がいる!
いつもは、間合いを計る時しか助手席を見ないけど、今日は全ての車をガン見


教習コースを覚えることがメインの、走行練習。
第2段階はS字に抜けるだけで、8の字を回らないらしい。
任せておけ!in大船。


「ハイ、ではエンジン切って、車庫に戻して下さい」
お。今日は、しまうところまでやらせてくれるらしい。
押します!
重たい。
にじにじ進む。
あら、動かなくなった。
車庫前に、数?の段差があるYO!
上れない。
勢い付けてみても、上れない。
やっぱり、あんた重すぎるよ〜。


なんか物足りないと思ったら、今日は初「NOガシャーン」記念日
あの巨体を起こした後は、いつも息が切れてるほど重労働なんです。


  • 事故(17時限目)1/24(水)

シミュレーター教習。
1時間だけの教習なのに、実車じゃない。
乗れないとなると、つまんなーい
防寒も、ヘルメットのできる髪型も、必要なし。
ロングコート、パステルカラーのマフラー、フルメイクにヘアアクセという、ある意味やる気のない格好で行く。


適性検査の結果の考察から。
教官「え!? 『5A』!?」
すんごい、驚かれました。
教官「万人に一人の逸材ですよ?」
あら、そんなに。
その高い運転適性は、実際において、面白い物を見つけてよそ見したり、一人カラオケだったり、メロスだったりした場合に、間違いなく効果を発揮していない自信だけはある。


シミュレーターにて、二輪で発生しやすい事故を疑似体験。
1度目は回避します。2度目は、事故になるように走ります。
回避しなきゃいけないのに、事故起こしまくり。
だって、まだ思うように操作できないんだもん。
そして、気持ちだけ満身創痍。


こわ〜い。
事故、こわ〜い。
バイク、こわ〜い。
帰ってアンテナ巡りしてたら、エミたんが事故ったことを知った。
さらに、ショック…。
道路、こわ〜い。


  • 急制動・回避(18,19時限目)1/28(日)

6日間連続して通った後、4日ぶりに乗る。
忘れていないか心配。
急に混んできて予約がとれないと思ったら、センター試験が終わって高校生が増えたかららしい。
四輪教習者が増えて、二輪の教官がとられているんだって。
ドロボ〜。(T-T)
二次試験が終わるまで、教習所に来るな〜!
と、自分のことを棚に上げて言ってみる。(←高校生の時、センターが終わってから、速攻で教習所に通った人。)


ライダーハウスに入るなり、「急制動やるから、今日はプロテクター着けてね」と教官に言われる。
こ、転びますか?
初心者ローラースケーターみたいに、ヒジとヒザにプロテクターを装着。ばっちこーい。
教習開始前に、バイクに乗れない事件発生。
ヒザのプロテクターの数?の厚みにより、またげません。
いやん。
本当にギリギリの高さで、にゅるりと乗ってたから。


40?/hで直進して、コーンを過ぎたら急ブレーキで止まる。
止まれます!
意外に得意です!
でも、40?が出せないんだ。
怖いよ〜。
しがみついてないと、飛ぶ〜。


教官「今度は、赤い旗を出したら右に、白い旗を出したら左に避けて下さい」
ちょ「それは、いつ出してもらえるんですか?」
教官「コーンを過ぎたら出します。よく見ててね」
ちょ「過ぎたらですか。ふぇ〜、ズルできないんですね〜(≧_≦)」
うっかり、心の声が口から出てしまいましたよ…。
いつもは、元気のいい返事と、ガッツしか見せてないのに!!(笑)


今日も、転ばなかった。
初めて、センタースタンドを、一人で外せた。
思ったよりも、アノ巨体が扱いやすく感じた。
もしかして、燃料タンクのガソリンが少なかったのかしら。


  • 「左」という字は…(20時限目+学科1)1/31(水)

危険予測。
シミュレーターにて、危険がいっぱいのプログラムを走行。
相変わらず事故りまくり。
こんなことが毎回あったら、命がいくつあっても足りない
道を譲ってもらうと、画面に向かって頭を下げてしまう。


今日のテーマは「安全な運転には『知識』『技術』『判断力』が必要」ということ。
教官「これから、『左』か『右』という漢字を書きます。どちらか分かったら言って下さい」
一画目は、「一」。
「左」だ〜。
要点は、字の完成が事故の起こる瞬間だとすると、
「書き順」という「知識」があれば、一画目から判断ができる。
知識が無いと、「口」か「エ」と判断できる、三画目・四画目分の時間しか、判断して操作する時間が無いということ。
判断する時間が短いと、どんなに技術があっても、間に合わないことがあると。
とても納得。
教官「ところで、一画目から自信を持って答えられるなんて凄いですね」
ちょ「あんまり、そういう方はいないんですか?」
教官「ここ数ヶ月では、ちょこらんさんだけですね」
そうか。
あれだけ毎日、書き順まで詳しく漢字を指導してるのに、免許が取れる年になるとみんな忘れちゃうのか。
なんだよ。


学科。
人間はいかに先入観を持って物を見るか、錯覚を起こしやすいかについて、
色んな絵や図を見てディスカッション。
でも、1人なので、教官に向かって意見や感想を言うだけ。
つーか、教職をとるための心理学関係の講義や本で、見たことのある図ばっかりだったよん(爆笑)
ちょ「あー、これも見たことがあります」
とかなんとか話してる間に、話しの流れと全然違う、ひょんなことから教員であることがバレてしまう。


教官「ごめんなさいね。釈迦に説法かも知れないけれど…」
あぁ…、教員だというのは聞かなかったことにしてー!!
教えても、教えても、全然上手に運転できない相手ですよー。


  • 褒められないと伸びません(21,22時限目)2/7(水)

教習前、ライダーハウスに向かって、てくてく歩いていると、
喫煙所で一服中の教官達に声をかけられた。
教官「あとどのくらい?」
ちょ「今日の2時間目が、みきわめです」
教官「お、レッドバロンに行く日も近いね!」
ちょ「それ、ナンデスカ?」
教官「え?バイク買わないの?」
ちょ「そんなぁ〜。怖くて、乗れませんよ〜(ニコニコ)」
その後、てくてく遠ざかっていると、背後で「教習中に懲りる人って、珍しいよね」という会話が聞こえてきた。
っていうか、なんだこの「いじると面白い奴」扱い(苦笑)


卒業検定に備えて、検定車での教習。
ピカピカしています。
これで転んじゃったら傷がついちゃいますよー。


急制動の練習。
急ブレーキよりも、時速40?を安定して出す方が怖い。
「ブレーキをかけるのが遅い!」
ふむふむ、そうかー。
「それは、フライング!!」
だってぇー。


休憩中に、教官に「乗りこなせるようになったら、大型の限定解除においで」と言われた。
めっそうもない。
それ以前に、大型を起こせるはずがない。
だから、もうバイクには乗らないってば。
ちょ「教習車に付いてる、コレ(転倒して車体の下敷きになっても潰されないように、金属の枠が前後についている)が付いてるバイクになら、乗ってもいいです」
超、笑われた。
真剣だったんだけどな。
補助輪つきの自転車みたいで、いいじゃんね、アレ。


ジャリ道。
ハンドルとられる!
3車線で旋回。
曲がりきれないかも!
1回で十分なのに、2回目?、3回目!?、また行きますか!もうヤダー。
だんだん、涙目。
スラロームは得意なはずだったのに、集中力も切れ、パイロンをなぎ倒しまくり。
えいやー。
この際、全部蹴散らしてやるー。


教官「今日みきわめの合格を出すつもりですが、いいですか? もっと練習したいことはありませんか?」
したいことは山ほどあるけど、これ以上引っ張っても上達するとはとても思えないよ。
ちょ「いいです。絶対に大丈夫じゃないけど、特に不安でどうしょもないものはありません」
教官「1段階で人より多く練習してるっていうのもあるだろうけど、2段階の最後にここまで安定して乗れる人も珍しいですよ」
え?
なによー。
褒めるなら、最初に褒めてよー。
そしたら、もっとやる気が上がったのに(笑)
後日この日のことが話題になったときに、教官に「あの日は最後、目が死んでたからね(笑)」と言われた。
死んでたのか。


卒業検定の受審申請をして帰宅。


言い訳を先にすると、よく寝てなかったんです。
外に出たら、太陽がオレンジ色で、空が紫色でした。


受験者は2名。
私は2番。
前の人が、順調にコースを回っていたのに、一本橋で落ちた(←もれなく検定終了)。
それで、私もダメな予感。


「2番、乗車してください」
乗りますよ〜、にゅるりん。
「2番、発車」
はーい。
なんかエンジンの遊びが多いなー。
クラッチつながりにくいなー。
と思っていたら、周回して最初の課題のクランクで転倒。
え?
空が、紫だなぁー。
なんで私転がってるのかなー。
検定終了ー。



受検者2名、トボトボとライダーハウスに帰る。
教官「えー、結果発表は、本部の建物で行います」
苦笑しかできない二人
教官「まるで、僕が厳しい人みたいじゃないですか」
ちょ「また、よろしくお願いします」
合格者ナシって、検定してる方もいたたまれないよなぁ。


試験って、落ちるものなんですよ。
凹。
ここ5〜6年、試験という試験で負け知らずだったので、鼻っ柱の折られる良い経験ができました。
授業料大きかったけどね。
イチマンロクセンハッピャクエン


  • 土砂降りの雨の中(補習教習)2/14(水)

補習です、補習です!(恥
ライダーハウスに入って、準備をしようとしてたら、本日担当の教官が入ってきた。
教官「あっ、なんか見たことのある人がいるっ!!」
ひど〜い(笑)
ちょ「えぇ、あまりにも名残惜しくて。卒業するのがもったいないなぁ〜なーんて…(えへ」
すみません。
大丈夫だって太鼓判押してくれたのに。
教官「あの日ね、場内で四輪の教習をしてたんですよ。決定的瞬間を、見ちゃいました
あー…。
がっかりさせました。
本当にすみません。


初めての、雨。
しかも、土砂降り
今日も検定車で練習。
あら、あなた4回目ね。
前半は、徹底的にクランクの練習。


後半は、一本橋スラロームをくるくる。
何度もやっていると勢いがつきすぎて、スラロームの入り口でバランスを崩す。
ガシャーン
引き起こして乗り始めたら、左足付近が変だ。
衝撃で、どうやらステップがひん曲がったらしい。
ピカピカだった(過去形)検定車が、教官によって運ばれていきます。ドナドナドーナドーナー。
ステップのないバイクを運転して、遠ざかってゆく教官の後ろ姿が、やたらかっこよかった。
どうやったら、アレでギアチェンジができるんだ?


今日の教習はこれで終わりだというときに、お願いしてもう一度だけクランクの挑戦をさせてもらった。
よし!大丈夫。


今日の教官は、一番指導回数が多かった先生。
教官「ちょこらんさんの一番初めを知ってるから、ここまでくると感慨深いですよ」
そーんなに、ひどかったのか(笑)
先生ありがとう。
バレンタインデーなので、チョコを渡して帰る。


今日検定を受ける人は、4人。
イヤなことは、サクサクっと終わらせたいのに、検定番号は4番。


しかも、場内には第一段階でみきわめを出してくれたS教官も、第二段階でみきわめを出しつつ、補習までしてくれたT教官も四輪教習してるよ。
きっと見られてるよ〜。
いやーん。


2人目まで、特に大きな失敗もなく進む。
3人目が一本橋で、残り1メートルくらいで落下。
イヤなタイミングで、自分の番。


「4番、発車!」
ぶいーん。
あ、発進の右ウインカー忘れた。


クランク。
前回転んだところでやっぱり怖くなり、足をつく。
停車しなかったから、OKらしい。
坂道発進で、アクセルの回転が足りずに、エンスト。
教習中に一度も起こらなかった事態発生。
そうか。こうならないための教習課題だったのか。
学習。


みんな、それなりに無難に課題をこなしたように見えたが、
それぞれに失敗があったらしく、発表までみんなで反省会(笑)


結果発表、2名合格。
やばい。


「2番、4番」
やりました。


卒業式の時間までしばらく待ち、二人で卒業式。
もう一人の彼は、まだ入所3週間くらいだって。
私は連日予約が取れなくて、さんざん苦労したのに、
彼は「明日も教習どうですか」と、家まで電話がかかってきたらしい。
一番混んでた時だったんだなぁ。


免許センターへ持って行く、申請書類や卒業記念品などをいただいて、
1ヶ月半通った教習所を後にしたのでした。


楽しい教習生活、ありがとう。≧▽≦






SPECIAL THANKS to...


T教官(以下仮名w)
とにかく、優しい。失敗を強く指摘しない。
優しすぎて、鈍感な私は失敗に気づいてないことがあったんじゃなかろうかと。
最初のハードルを、物足りないくらいに下げてくれるけど、最後には確実にステップさせてもらえてる人。


N教官
高圧的な方でした(笑)
頭では分かっても、動作として表せないこともあるんだってば。
そんな悔しさを味わい、そういう子どものために、私はこうなりたくないと強く思った反面教師。


O教官
アチェンジの必要性を理解できない私に、後ろに乗っけて説明しながら走ってくれる丁寧さと、
ここで見てるから走ってこいという放任さを併せ持つ方。


K教官
「すぐに、何か質問はありませんか?」と聞いてくれる。
こっちも負けじと一度に5つくらいずつ質問してたけど、丁寧に答えてくれた。
四輪車の場合に置き換えて説明してくれたことで、バイクがなんたるか分かった気がする。


S教官
私の行動と反応から性格を分析して、的確に指導方針を示してくれる、頼れる兄貴。
自分にとって、一番好きな指導方法をしてくれる人です。
どうやら、大学の先輩にあたるらしい(笑)
この人との会話は、いつもコントになります。誰も聞いてはいないのに。


W教官
まだまだ経験が浅いのかしら?
教育のプロの端くれとしては、ツッコミたくなること満載(笑)
だからといって、言われたことが全然出来ない私なので、ツッコまなかったけど。


I教官
オレの背中についてこいタイプ。
必死に追っていると、いつの間にか上達しているという罠。
半周以上離された時には、泣きそうになったけど。
話術にたけているので、真似して授業しちゃおうかしら。


D教官
初めての会話は禅問答のようで、不思議な人だと思った。
話の引き出しの多い人で、話すだけで勉強させてもらった。
紹介してもらった本は、読みたいと思ってます。
最後まで、「不思議な人」だったことは変わらず(笑)