ちょこらんだららん

2005年から2011年のダイアリー。昔の記事へのコメントありがとうございます。

今日のライブ

一曲終わって、トークの始まり。
突然礼央さんが、ドキュメンタリー番組のナレーターのように、淡々としゃべり始めます。


礼「今日こうして、無事にライブができたわけですが、ライブができない事態になるところでした」
客席から「なんでー」「どうしてー」と合いの手。これ、学校へ行こうですか?(笑)
礼「東京駅に、おっくんが、来ません」
おっくん、しまったーというように口を開けたまま、苦笑。
礼「明日のYahoo!ニュースに『RAG FAIR 新潟公演ドタキャン』の文字が目に浮かんで…」
奥「3駅くらい前にいた。集合時間に」
礼「ライブができないところだったんだぞっ!」
奥「家を出る時に、家の鍵を閉めたら抜けなくなって、抜こう抜こうと回してたら鍵がふにゃって曲がったのね」
礼「鍵が!?」
そこで、やっぱり客席から「見たよー」コール。
おっくんも、客席に向かって「ね!」
礼「『ね』って。ブログにアップしてる場合じゃネェーー」
奥「鍵が曲がって慌てて戻して、抜けたから、まず写真とって、ここが曲がったよっていう矢印をつけて…」
礼「そんな暇があったら、来い!」
洋「あー、小学生の時に、宿題をやったけど家に忘れてきましたっていう嘘をついたタイプだ」
奥「でも、朝ちゃんとゴミを出しましたっていうブログ、アップしたよね?」
客席は、ブログを見ている味方だというように、こちらへ話しかけるおっくん。
礼「俺ら、仲良く『おはメール』っていうのやってるの、今日おっくんから来なかったもんな〜?」
とメンバーを見わたして、同意を求める礼央さん。
礼「寝てたんちゃうんかぁ?」
こぶしのきいた関西弁。どんな柄の悪い人ですか(笑)
奥「いや、鍵が曲がっちゃって、それを戻そうとペンチを持ってきて、ペンチで曲がったのを直したのに、俺もバカで、また差し込んじゃったんだよね」
礼「鍵を曲げたって、あなたマリックじゃないでしょうね」
奥「マリックってまた古い」
礼「人を古い人扱いですか」
奥「だって世代が、再放送とか…」
礼「おい、今人のことを指さして再放送って呼んだだろう!!」
呼んだわけではないですが、礼央さんの完全見切り発車でまくしたて、おっくんにつかみかからんばかりの勢い。
礼「その境目はどこにあるんだ!」
奥「うーん、30代以上と、それ以下?」
礼央さん、とりあえずその返答に吹き出す。
礼「り、リーダー、聞いた?なんか言って、なんか」
洋「ひどいぞっ!」
おっくんに向かって、人差し指を出しながら、一言。


礼「そういえばブログで思い出したんだけど、加藤のブログで信じられないこと書いてたよね。電車と、ホームの間に落ちたぁ?」
突然話しが自分に振られ、ちょっとビックリするが、そのままニコニコの加藤さん。
礼「しかも、『かさぶさがとれそうで、かゆい〜』って!」
納「え、落ちるものなの?」
藤「えぇ。よく駅のホームに、ここは電車との隙間が大きくあきますって書いてあるじゃないですか。あれを見ていて、いつも『落ちるわけがない』と思ってたんですよ」
礼「そうだよねー。それで、どうなったの?」
藤「えっとねー」
加藤さん、前に出てきて、ステージの段差をホームに見立てて説明しようとします。
そこを、おっくんが「分かった、ドコンドコン ドコンドコン ドコンプシュ ピシーーーッ」と機関車のように腕を動かしながらボイパで電車の真似をしながら、加藤さんの前までやってくる。
藤「そこで、並んで乗ろうとしたら前の人がね…」
と言って、健一さんの腕を引っ張り、並んでいた時に前にいた人役をさせられることになる。健一さん、訳の分かっていない表情(笑)
藤「で、前の人が乗ったんですよ」
健一さん、無言で、電車に乗るフリ。
奥「オレ、このままでいい?」
と、おっくん確認するものの、邪魔そうだと気づき、左によける。
そして、もう一度、健一さん電車にのる動作。
藤「それがね、前の人が電車に乗って、そこで止まったの!」
と、健一さんの腕を引き留めます。人形にされ放題の健一さんが、ちょっと可愛かった(笑)
藤「そこで、後ろを歩いていたのに、急に止まられちゃったから、電車に足を乗せることも出来ず、後ろに戻ることもできず、足の置き場が無くなってしまって、間に入れるしかなかった」
礼央さんと、加納さんが、そんなはずないだろうというように、段差まで歩いてきて、片足を出して戻そうと真似をしてました。
両手でバタバタバランスをとってる二人も、ペンギンみたいで可愛かったです。


藤「落ちていく時にねぇ、こう、色々考えるんですよ。『あ〜、入る入る!こう座れば、膝までしか落ちなくていいんじゃないか』って、走馬燈のように」
話しながら、右足を段差に投げ出して、ぺたんと尻餅をつく加藤さん。どうした。みんな可愛すぎるぞ(笑)
納「納走馬燈のように!」
藤「そして、膝だけですんだんだけど、近くに駅員さんがいたのね。それがさー、見てたのになんんんにも言わずにいたんだよねー」
『なんにも』の、「ん」のタメ具合が、加藤さんの憤りとあいまって、可愛すぎ。すねたお子様みたい。
礼「で、どうなっちゃったの?」
藤「まぁ、すって、すりむけたんですけど。たぶん血が出てるから、電車に乗っても立ってて、血が付かないようにこうやって…」
と、ズボンの裾の、すね部分を3㎝おきくらいに下からつまんで浮かせていく加藤さん。
あぁ、本当に、こうやってたんですね(笑)
礼「傷は治ったの?」
藤「そうねぇ…」
と言いながら、裾をまくり上げる加藤さん!
なんと! 礼央さん、ナイス質問です!!


膝近くまでまくりあげられると、20cmくらいの長いかさぶたが、数本ついていましたよ。
納「見える?」
と、お客さんを気にしてくれる、加納さん。
「見える」「痛そう〜」と客席も答えます。
その盛り上がりに、便乗した礼央さん、テンションが上がって、
礼「今からぁ、すね毛抜きま〜す!」
慌てて、裾を下ろしながら、後ずさる加藤さん。
どんなコントですか。


礼「それでさぁ、今回のことでなにか学んだの? この経験から、俺らに何かアドバイスしてよ」
納「まぁ、電車とホームの間に落ちるってことは、ないと思うんだけど」
藤「えーっとねぇ。『今を一生懸命生きる』」
メンバー、会場大爆笑です。そして、本人いたって真面目、というかむしろ誇らしげ。
洋「広がったよっ! 30㎝の隙間から、人生に広がったよっ!!」
藤「だれも、自分がホームの間に落ちるとは思わない。だから、人生何が起きるか分からない。一生懸命生きて、落ちた時に後悔しないようにしないといけないと思いました」
礼「今、一生懸命生きてますか!」
ライブの「盛り上がってますか〜!」系の聞き方で。
藤「いっっっしょう懸命、生きてますっ」


洋「こんな、楽しい仲間達でお送りしているRAG FAIRですが…」
礼「オレ達をムツゴロウさんみたいに言うなっ!」
突然入れるツッコミに、よーすけさん無視(笑)
洋「あと、もう2人楽しい仲間をお呼びしましょう」
そして、サポートメンバーが入って、もう一曲。


アンコールも全部終わってメンバーがはけていく時に、
健一さんが何かに気が付いて、ステージの中央よりも上手に戻ってきました。
どうやら、礼央さんの衣装のペンダントトップだった鍵が外れて、落ちていたご様子。
それを拾い上げたものの、その鍵がなんだか分からずに、客席に向かって首をかしげる健一さん。
でも、メンバーははけていくし、自分も戻らなきゃだし、
そのまま握って、首をかしげて、袖から消えていきました。


楽屋に戻ってから、それがなんだかすぐに判明したのかしら。
あの時『この鍵、おっくんの家の?』とか思ってたりして…(笑)